商 号 有限会社本城工業
業 種 船舶エンジン修理
所在地 徳島県
倒産態様 破産手続き開始決定受ける
負債額 負債1億円
「徳島」 (有)本城工業(資本金600万円、阿南市橘町豊浜36-4、代表本城良彦氏、従業員7名)は、5月20日に徳島地裁へ自己破産を申請し、同月25日に同地裁から破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人には、大道晋弁護士(徳島市徳島本町2-35、大道晋法律事務所、電話088-654-5630)が選任されている。財産状況報告集会期日は9月14日午後1時30分。
当社は、1965年(昭和40年)創業、69年(昭和44年)4月に法人改組された船舶エンジンの修理業者。内航船舶の定期検査や故障にともなうエンジン修理を手がけ、県内の船舶修理業者や海運業者、船舶貸渡業者のほか地元の船主を得意先として、2012年3月期には年収入高約2億3000万円を計上していた。
しかし、海運業者の船員不足や後継者問題などを背景とした得意先の廃業によって収入の減少を余儀なくされ、2020年3月期の年収入高は約1億3000万円まで低下。外注費負担による低調な収益性が続いていたことや、過去の修理トラブルによる不良債権の発生で財務面は債務超過に陥り、余裕の無い資金繰りが続いていた。その間、得意先からの支援を得て事業の立て直しを図っていたが、業況の改善には至らなかった。また、民事再生法の適用申請による事業の継続を模索していたが、先行きの見通しが立たないことから、今回の措置となった。