運行管理者試験、集団カンニング事件。

近畿運輸局は26日、兵庫県の運行管理者試験会場で3月6日にスマートフォンを使用して集団カンニング行為を行った受験者9人のうち、試験に合格した8人に運行管理者資格証の返納命令を発令した。カンニングを理由とした資格者証の返納命令は全国初。

この事件はことし3月6日、兵庫県で行われた運行管理者試験(2015年度第2回試験)の会場で、試験中に受験者1人がスマートフォンを使用した不正行為を行っていたのを確認したことから、この受験者を運行管理者試験センターが失格処分とした。

不正行為は、試験会場を途中退席した受験者1人が、すでに失格となった1人を含めて試験会場にいる受験者8人にスマートフォンで解答内容をメール送信し、8人はこの送信された解答内容を写す集団カンニング行為を行った。

今回のカンニング行為は兵庫県警が捜査し、7月20日に偽計業務妨害の疑いで9人を書類送検している。また、同月26日には試験実施者の運行管理者試験センターが近畿運輸局に8人の合格取り消しを通知。これを受け、同運輸局は聴聞会など行政手続法に基づく手続きに入り、対象の8人も書面で事実を認めたため、8月26日付で返納命令を発した。カンニング

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