さまざまな用途で使われている2トン車のサイズは、車種によって違いがあります。
例えば、
「2トンパワーゲートロング箱車の標準サイズ」の荷台の内サイズは、
- 内高:約2000mm
- 内幅:1750mm
- 内長:4400mm
「2トンショート箱車」の荷台の内サイズは、
- 内高:約2000mm
- 内幅:1750mm
- 内長:3100mm
また、メーカーによっても誤差があります。
荷台内寸の長さが 3000mm前後のものを2トンショートと呼び、4300~4500mm前後のものを2トンロングと呼びます。他にもワイドロング車などもあります。
また一口に荷台といってもいろいろなタイプがあり、サイズにもそれぞれ違いがあります。
しかも荷台の内高の高さはオーダーメイドのカスタマイズが出来るので、内高を1800mm〜2000mmなどにカスタマイズし都心のビルや商業施設の高さ制限に対応できる車両にしてある運送会社もあります。
街中でよく見かける一般的な平ボディの2トン車のサイズは、全長4,700mm以内です。
全幅は1,700mm以内で全高は200mmと決められており、積載量も2トンから3トン程度か2トン未満となっています。
このサイズはあくまでも一般的なもので、実際にはもっと小さくなっています。
たとえばよく見かける車種だと全長は3,120mm、全幅は1,615mmで全高は380mmです。
また別の車種では全長3,100mm、全幅は1,620mmで全高は380mmとなっています。
このように同じ2トン車のサイズでも車種によっては若干の差がありますし、さらに荷台の内側サイズと荷台の外側サイズにもそれぞれ違いがあります。
別の車種ではしっかりと荷物を載せられたからといって油断していると、小さめ車種を使うときに違いに気付かずに、過積載などの違反を犯してしまうかもしれません。
2トン車は他の車種に比べるとバリエーションが豊富で、また荷台の形状にもいろいろなタイプがあります。
サイズの確認を怠ると思わぬ事故を引き起こす原因にもなりかねないので、事前の確認は非常に重要です。
日頃から運転しているドライバーなら日常の一つなのでしっかりと確認できますが、たまにしか運転しないドライバーだとつい確認を怠ってしまいます。
だからこそ2トン車を運転するときには、必ず荷台のサイズを確認してから荷物を載せるようにしてください。
もちろん荷台の内側サイズと荷台の外側サイズにも気をつけながら、はみ出さないように注意しましょう。
また引っ越しなどの荷物を運ぶときに2トン車を業者からレンタルするときも、荷台のサイズを確認し載せたい荷物をしっかりと載せられるか確認しておくと、安全に運ぶことができます。