鹿児島県の倒産情報/大東海運産業株式会社

業 種 外航貨物海運
商 号 大東海運産業株式会社
<ダイトウカイウンサンギョウ>
所在地 鹿児島県
倒産態様 特別清算開始命令受ける
負債額 負債70億円

「鹿児島」 大東海運産業(株)(資本金8800万円、鹿児島市名山町1-3鹿児島ビル、代表清算人西村賢氏)は、5月1日に鹿児島地裁より特別清算開始命令を受けた。
 
 当社は、1960年(昭和35年)12月に設立された外航貨物海運業者。67年6月に大東産業(株)から現商号へ変更した。台湾~日本、日本~ロシア~中国、日本~東南アジア諸国などを主航路とし、台湾などの海外企業や国内海運業者等に鉄鋼製品のほか、石炭や燃料、肥料原料、合板を自社船舶で輸送していた。ピークとなる2008年5月期は、屋久島や、東京などに計4拠点設けるほか、約25隻の運航やガソリンスタンドの経営も行い年収入高約75億450万円を計上した。
 
 2013年5月期にこれまでの決算方法が不適切であったと再生支援協議会や税理士等からの指摘を受け、特定目的会社11社の決算を切り離して行ったことから年収入高は前期比約52%減の約36億円にダウンした。損益面でも円高の影響や為替のデリバティブに関わる損失があったことから大幅な欠損計上を余儀なくされ、債務超過に陥っていた。その後、拠点の閉鎖や金融機関主導のもと、為替デリバティブ契約の解除、代表交代、社有不動産や船舶の売却、不採算事業の整理などを行い、立て直しを図っていた。
 
 しかし、多額の借入金が負担となるなか、業況は改善せず、内航事業と外航事業をそれぞれ別会社へ事業譲渡し、2019年12月27日開催の株主総会の決議により解散していた。
 
 負債は約70億円。
引用:帝国データバンク

| カテゴリー : blog | 投稿者 : tera