新型コロナウイルスの変異が始まったらしい

中国の調査チームトップ・鍾南山医師は、新型コロナウイルスが人間の体内で生存しやすいよう変異して感染力が強まっていると述べました。

中国政府の調査チームを率いる鍾医師は、国際的な専門家会議に参加して「ウイルスはすでに遺伝子が変異した」と述べ、人間の体内の環境に適応してこれまでより長く生存できるとの認識を示しました。さらに「感染力は強まっていて、致死率はインフルエンザの20倍」との見方を示し、ワクチンを早く開発することが何よりも重要だと強調しました。一方、一部で議論される「集団免疫」の考え方については「払う犠牲が大きい」として、否定的な考えを示しました。https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000181594.html

ANNニュース引用

変異パターンは3種類=新型コロナウイルス―ワクチン開発に応用期待・英大学
国際データベースに登録された160例の新型コロナウイルスの全遺伝情報(ゲノム)を解析したところ、変異パターンが3種類に大別されることが分かったと英ケンブリッジ大などの研究チームが9日発表した。論文が米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。
変異パターンが病状や感染力に関与していれば、最適な治療法を探ったり、ワクチンを開発したりする上で役立つ可能性があるという。
新型コロナウイルスはもともとコウモリが宿主とみられる。ウイルスのリボ核酸(RNA)の塩基配列について、変異パターンをABCの3種類に大別すると、中国のコウモリに近いAは中国や日本の感染者でも見つかったが、米国やオーストラリアの感染者が多かった。
Aから変異したBが武漢市を中心として中国や近隣諸国で爆発的に増えたとみられ、欧米などに飛び火した例は少なかった。Bから変異したCはイタリア、フランス、英国など欧州で多かった。
ただ、解析したのは昨年12月下旬から今年3月初めまでに感染者から採取され、国際データベース「GISAID」に登録されたウイルス。その後、感染者が世界的に急増しており、ABCのパターン別分布は変化している可能性がある。
また、感染者から採取した初期のウイルスでさえコウモリから大きく変異していた。人に感染して重い症状を引き起こすようになった過程を探るには、昨秋以前の感染例を見つけるか、コウモリと人の間の中間宿主のウイルスを解析する必要があると考えられる。 引用(C)時事通信社

| カテゴリー : blog | 投稿者 : tera