新名神、四日市JCT-新四日市JCTが8月11日開通
国内中日本高速道路(NEXCO中日本)は15日、新名神高速道路「四日市JCT-新四日市JCT」と「東海環状自動車道新四日市JCT-東員IC」間が8月11日15時に開通すると発表した。
新名神高速道路は延長174キロのうち、これまでに60キロが、東海環状自動車道は延長160キロのうち、82キロがそれぞれ開通しているが、今回の開通で港湾への所要時間が短縮される。開通区間周辺には多くの企業が集積しており、名古屋港、四日市港までの所要時間は20分短縮して物流の効率化と立地企業の生産性向上が期待される。
例えば大安IC周辺に立地するトヨタ車体では、岐阜方面、名古屋・三河方面に毎日多くの物流車両で完成車や部品を輸送しているが、開通によって三河方面の輸送の所要時間が短くなり、生産性向上への寄与・物流コストの削減を見込んでいる。
また、沿線のいなべ市では、企業立地件数が1997年から4倍に増大しており、今回の開通を機にさらなる沿線地域の開発が進み、地域経済の活性化が見込まれる。