業 種 自動車部品試作、金型製造
商 号 株式会社コパル・エヌ・ダブリュー
所在地 愛知県
倒産態様 破産手続き開始決定受ける
負債額 負債7億8500万円
「愛知」 既報 (株)コパル・エヌ・ダブリュー(資本金4800万円、豊田市高岡町東浦50-1、代表福田豊氏、従業員40名)と関連会社の(株)コパル・ティー・エム・ユー(TDB企業コード:092013548、資本金1000万円、同所、同代表)は、1月6日に名古屋地裁岡崎支部より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は天野太郎弁護士(岡崎市明大寺町奈良井35-1、天野太郎法律事務所、電話0564-59-3217)。債権届け出期間は両社とも2月25日までで、財産状況報告集会期日は、(株)コパル・エヌ・ダブリューが4月21日午後3時30分、(株)コパル・ティー・エム・ユーが同日午後3時40分。
(株)コパル・エヌ・ダブリューは、1973年(昭和48年)10月設立の自動車部品試作、プレス金型製造業者。自動車部品の試作とプレス金型の製造を手がけるほか、耐圧コンテナーなどの製造も行っていた。設計から製造までをワンストップで行えることを強みに、自動車関連企業からの受注を得て、ピーク時の2008年9月期には年売上高約12億円を計上していた。
しかし、リーマン・ショックによる自動車産業の不振により受注は激減。その後も、自動車メーカーの海外生産へのシフトや部品の共通化、自動車業界の試作製造の減少傾向もあって、受注の低迷が続き、2019年9月期の年売上高は約3億4000万円に留まり、赤字決算を散発し債務超過に陥っていた。今期に入ってからも業績に回復は見られず、先行きの見通し難から今回の措置となった。
(株)コパル・ティー・エム・ユーは1989年(平成元年)8月設立の耐圧コンテナーなどの卸業者で、同様の措置となった。
申請時の負債は(株)コパル・エヌ・ダブリューが約7億8590万円、(株)コパル・ティー・エム・ユーが約2816万円の2社合計約8億1406万円。