業 種 こんにゃく製造
商 号 有限会社崎永商店
所在地 山口県
倒産態様 自己破産を申請
負債額 負債1億6800万円
「山口」 (有)崎永商店(資本金500万円、岩国市三笠町2-3-16、代表崎永澄則氏)は、1月21日に山口地裁岩国支部へ自己破産を申請した。
申請代理人は板根富規弁護士(広島市中区上八丁堀7-10 HSビル2階、弁護士法人板根富規法律事務所、電話082-224-2345)。
当社は、1937年(昭和12年)1月創業、64年(昭和39年)10月に法人改組された老舗のこんにゃくメーカー。国産のこんにゃく芋を職人が手ごねで仕上げた「さきなが」ブランドの各種こんにゃくを中心に、ところてん、くずきりなどの製造を手がけていた。天日塩や瓶詰め商品などの仕入販売も手がけ、食品問屋や地場スーパーなどに販路を構築し、99年4月期には年売上高約4億1400万円を計上していた。
しかし、近年は安価な海外製品との価格競争や消費の低迷などで販売量が減少し、2017年4月期の年売上高は約1億5000万円にまで落ち込み、欠損計上が続いて財務内容は債務超過に陥っていた。借入金の返済が重荷となるなか、役員報酬の削減などの合理化を図っていたが、原材料費が高騰する一方で販売価格への転嫁が進まず、さらに資金繰りが悪化し、2019年8月1日に事業を停止して整理を進めていた。
申請時の負債は、約1億6800万円。