倒産情報
業 種 青果物卸
商 号 丸果加古川青果株式会社
所在地 兵庫県
倒産態様 破産手続き開始決定受ける
負債額 負債2億300万円
「兵庫」 既報、2019年9月4日までに事業を停止していた丸果加古川青果(株)(資本金7200万円、加古川市野口町長砂707(加古川市公設地方卸売市場内)、代表石原保彦氏、従業員11名)は、1月9日に神戸地裁姫路支部より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は菊井公策弁護士(姫路市北条宮の町392、弁護士法人菊井法律事務所、電話079-283-5400)。債権届け出期間は2月13日までで、財産状況報告集会期日は4月16日午前11時30分。
当社は、1973年(昭和48年)5月設立の青果物卸業者。加古川市公設地方卸売市場での青果類の一次卸として当地ではトップクラスの業容を誇り、81年3月期には年売上高約41億7400万円を計上していた。
しかし、近年は大手スーパーが地元卸売市場を通さない独自ルート(産直ルート)を拡大したことや中小青果小売店の撤退、外食産業における冷凍野菜の依存割合の増加に加えて、二次卸業者が市場外取引で安価な商品を仕入れるケースが増加した影響で近年の取引量は徐々に減少し、2019年3月期の年売上高は約10億3800万円に落ち込んでいた。今期に入っても、受注環境が好転する兆しは見えず、先行きの見通しが立たなくなったことから今回の措置となった。