国土交通省は18日、1台で通常の大型トラック2台分の貨物を輸送できる「ダブル連結トラック」の実験を22日に開始すると発表した。まずは車両長21メートルのトラックで開始し、あわせて高速道路のサービスエリア・パーキングエリアを活用した中継輸送の実験も実施する。
ダブル連結トラックは22日7時から埼玉県狭山市-愛知県豊田市間を1日2台、群馬県太田市-三重県鈴鹿市を1日4台走行する。高速道路のサービスエリア・パーキングエリアを活用した中継輸送実験では、同日2台使用し新東名清水パーキングエリアで行う。
実験への参加者は引き続き公募しており、段階的に実験車両が追加される。また、21メートル超から25メートルの車両は現在、民間事業者で開発に向けた検討が進められている。
■ダブル連結トラック実験概要
日時:2016年11月22日7時
参加車両:車両長21メートル(特車許可基準緩和前の最大値)
走行区間:埼玉県狭山市-愛知県豊田市(狭山営業所-圏央道入間インターチェンジ-東名海老名ジャンクション-新東名浜松いなさジャンクション-東名三ヶ日ジャンクション-東名岡崎インターチェンジ-豊田営業所)331キロ・1日2台、群馬県太田市-三重県鈴鹿市(群馬営業所-北関東道太田薮塚インターチェンジ-関越道-圏央道-東名海老名ジャンクション新東名豊田東ジャンクション-伊勢湾岸道-東名阪道鈴鹿インターチェンジ-鈴鹿センター営業所)489キロ・1日4台
■高速道路のサービスエリア・パーキングエリアを活用した中継輸送実験
日時:2016年11月22日
実験場所:新東名高速道路清水パーキングエリア
走行ルート:群馬県太田市-三重県鈴鹿市(群馬営業所-北関東道太田薮塚インターチェンジ-関越道-圏央道-東名海老名ジャンクション-新東名清水パーキングエリア-新東名豊田東ジャンクション-伊勢湾岸道-東名阪道鈴鹿インターチェンジ-鈴鹿センター営業所)489キロ
(画像:国土交通省)